スポーツ医学14本
1日数分の本気の運動で、がんは防げる?
運動習慣のない成人22,398人を加速度計で計測し中央値6.7年追跡。1日約4.5分のちょこまかした全力活動(VILPA)は総がんリスクが約20%低く(HR 0.80)、運動関連がんは約31%低かった。
腎臓の数値…筋肉が多い人ほどズレる?
GFR推算式をまとめた解説論文(Horio 2014)。eGFRは筋肉から出るクレアチニンをもとに計算するため、筋肉量に影響される。日本人ではCKD-EPI(クレアチニン式)がGFRを過大評価しやすく、筋肉量の違いが一因
筋トレ、いちばん健康にいい時間は?
前向きコホート16研究のメタ解析。筋力トレーニングは、有酸素運動とは独立に、全死亡・心血管病・がん・糖尿病のリスクを10〜17%低下させた。ただし全死亡・心血管病・がんでは「J字」の関連で、最大の低下(約10〜20%)は
スウェーデンの過酷スキー大会、完走しすぎた人の心臓は…⁉
スウェーデンの90kmスキー大会ヴァーサロペットの完走者52,755人を追跡。完走回数が最も多い人(5回以上 vs 1回)は不整脈リスクが上昇(どれかの不整脈HR1.30、心房細動HR1.29、脈が遅くなる徐脈はHR2.
大谷を止めるのは、肘でも肩でもなく“豆”?
MLB投手の“指の豆”をレビューした論文。2010年以降、6投手が豆で計151日も離脱。原因はボールの縫い目と指先の摩擦で、リリース直前に指は約100Nでボールを押す。
【W杯】女子サッカー選手はヘディング後、男子より認知が落ちた?
女子トップ選手で、ヘディングありとなしの練習を比較。運動後に脳由来タンパク「タウ」が約1.4倍に増え、ヘディング群では48時間後も指標が高いまま。女子は男子より認知が落ちた、という探索的研究の話。
【W杯】ヘディングは本当に脳に悪い?前向き研究では否定的だった
サッカーのヘディングは脳に悪いのか。後ろ向き研究と前向き研究で結論が割れる問題を、2011年の総説をもとに整理。前向きの対照研究はヘディングと認知障害の関連を支持しなかった。
マラソン後に増える腸内細菌、マウスに与えると走行時間が13%のびた
ボストンマラソン完走者でVeillonellaが増加。走者から分離した菌をマウスに与えると走行時間が平均13%のびた。乳酸→プロピオン酸の代謝が背景にある。
【W杯】断食しながらW杯は戦える?チュニジアの相手にちなんで
W杯の相手チュニジアはラマダン(断食)の国。日中の飲食を断ちながらトップで戦えるのか。22本の研究をまとめた系統的レビューが示した「時間帯と強度」の意外な答え。
【W杯】断食中の筋トレ、いつやれば効く?“断食明け”が筋力に有利
ラマダンの断食中、筋トレは空腹時と断食明けのどちらが効く?男性40人のRCTでは筋肉量は両群で維持され、最大挙上重量は食後群で有意に伸びた。
【W杯】元サッカー選手の脳に、ボクサーと同じCTE損傷?
認知症で亡くなった元プロサッカー選手を解剖したら、6人中4人にボクサーで有名なCTEが。ヘディングと脳の関係を冷静に読む。
サッカー選手は認知症が1.6倍?でもGKだけは増えない
スウェーデン1部の男子選手約6千人を一般約5.6万人と比較。選手は認知症が1.62倍。だしヘディングの少ないGKだけは差がなかった。
【W杯】「外せば負け」のPKほど、人は目を背けて外す?
W杯・欧州選手権・CLの全PK戦359本を映像分析。外せば負けの場面ほど選手はキーパーから目を背け、急いで蹴り、成功率も下がっていた。重圧と回避行動の関係に迫る研究です。
【W杯】GKはPKで同じ方向が続くと、つい逆へ跳ぶ?
W杯と欧州選手権のPK戦361本を分析。同じ方向のキックが続いた直後ほど、GKは次を逆へ跳びやすい「ギャンブラーの誤謬」が出ていた、という研究を平易に紹介します。