2026年6月19日 (金)
医学トリビア研究所Medical Trivia Lab
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健康・栄養

辛い物好きは、長生きする?

約56万人のメタ解析。辛い物を定期的に食べる人は全死亡リスクが約12%低く、心臓病死は約18%低かった。観察研究で因果ではない(脳卒中では差なし)。

辛い物好きは、長生きする?

辛さは“体に悪い”だけじゃない?

刺激の強い辛い物は、胃に悪そうなイメージもあります。でも大規模なデータを集めると、意外な傾向が見えてきました。

何がわかったのか

米・中・伊・イランの4研究・約56万人を統合したメタ解析の結果です。

  • 辛い物を定期的に食べる人は、全死亡リスクが約12%低い(HR 0.88)
  • とくに心臓病で亡くなるリスクは約18%低下
  • 一方、脳卒中では差がなかった

辛い物好きのほうが、総じて死亡リスクが低めという結果でした。

なぜ関係するの?(仮説)

辛味のもとである唐辛子の成分カプサイシンには、代謝を高めたり、血管や炎症に良い影響を与えたりする可能性が指摘されています。これが心臓の保護につながるのでは、という見立てです。

ただし、冷静に受け止めたい

これは観察研究です。辛い物をよく食べる人は、食事や運動など他の生活習慣も違う傾向があり、辛味そのものの効果とは言い切れません。脳卒中で差がなかったことからも、「辛ければ辛いほど良い」という単純な話ではなさそうです。胃腸が弱い人は無理せず、ほどほどに楽しむのが賢明です。


*出典:Ofori-Asenso et al, Angiology, 2021. 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*

SOURCE / 出典・論文情報
Ofori-Asenso et al, Angiology 2021 / DOI: 10.1177/0003319721995666
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