2026年6月19日 (金)
医学トリビア研究所Medical Trivia Lab
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健康・長寿

結婚は、長生きにつながる?

高齢者25万人超を統合。既婚者は死亡リスクが約12%低く、死別・生涯未婚で約11%、離別で約16%高かった。観察研究で因果ではない。

結婚は、長生きにつながる?

結婚と寿命、関係ある?

「既婚者は長生き」という話、よく耳にします。高齢者を対象にした大規模な統合研究が、この通説を数字で確かめました。

何がわかったのか

高齢者を対象にした53件の比較・25万人超を統合した結果です。

  • 既婚者は全体より死亡リスクが約12%低い(統合RR 0.88)
  • 既婚を基準にすると、死別・生涯未婚で約11%高い
  • 離別(離婚)では約16%高い

結婚している人のほうが死亡リスクが低めで、特に「離別」の影響が大きいという傾向でした。

なぜ結婚が寿命に関係するの?

パートナーがいると、体調の変化に早く気づける生活が規則的になる孤独がやわらぐ経済的に安定しやすい——こうした要素が健康を支える可能性があります。

ただし、冷静に受け止めたい

これは観察研究の統合で、因果は示せません。もともと健康な人ほど結婚を続けやすい面もあり、さらに「結婚していれば良い」のではなく結婚生活の質が結果を大きく左右します。大事なのは婚姻という形よりも、支え合えるつながりがあるかなのかもしれません。


*出典:Manzoli et al, Soc Sci Med, 2006. 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*

SOURCE / 出典・論文情報
Manzoli et al, Soc Sci Med 2006 / DOI: 10.1016/j.socscimed.2006.08.031
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