2026年6月21日 (日)
医学トリビア研究所Medical Trivia Lab
← 一覧へ戻る
健康・医療

加齢臭のにおいの正体は、40歳から出てくる?

26〜75歳の体臭をガスクロマトグラフ質量分析で解析したところ、2-ノネナールという不飽和アルデヒド(脂っぽく青臭い匂い)が40歳以上でのみ検出された。皮膚のω7不飽和脂肪酸と過酸化脂質も加齢とともに増え、2-ノネナール

加齢臭のにおいの正体は、40歳から出てくる?
0
26〜75歳の体臭をガスクロマトグラフ質量分析で解析したところ、2-ノネナールという不飽和アルデヒド(脂っぽく青臭い匂い)が40歳以上でのみ検出された。皮膚のω7不飽和脂肪酸と過酸化脂質も加齢とともに増え、2-ノネナール

加齢臭の正体は『2-ノネナール』という1つの分子だった!?

何がわかったのか

26〜75歳の体臭をガスクロマトグラフ質量分析で解析したところ、2-ノネナールという不飽和アルデヒド(脂っぽく青臭い匂い)が40歳以上でのみ検出された。皮膚のω7不飽和脂肪酸と過酸化脂質も加齢とともに増え、2-ノネナールの量と正の相関を示した。ω7脂肪酸が酸化分解されて2-ノネナールが生じることが示された(資生堂の研究)。

  • 2-ノネナールは脂っぽく青臭い匂い
  • 40歳以上でのみ検出された
  • ω7不飽和脂肪酸の酸化分解で生じる
  • 過酸化脂質も加齢で増え正の相関

ただし、冷静に受け止めたい

体臭は多くの成分からなり、2-ノネナールは加齢に伴って増える成分の一つにすぎません。これだけが加齢臭のすべてではなく、資生堂による研究で、規模も限られます。

  • 体臭は多くの成分からなります
  • 2-ノネナールは増える成分の一つにすぎません
  • 資生堂による研究で規模も限られます

加齢臭の手がかりは1つの分子。でも“それだけが全て”ではない、と冷静に


*出典:Haze et al, J Invest Dermatol 2001(DOI: 10.1046/j.0022-202x.2001.01287.x) 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*

SOURCE / 出典・論文情報
Haze et al, J Invest Dermatol 2001 / DOI: 10.1046/j.0022-202x.2001.01287.x
この話を60秒の動画で見る