ワキのにおいの“主犯”は、どの菌?
ワキの臭いの主成分は硫黄を含む物質3M3SH。汗の中の無臭の素からこれを作れるのは、ワキにいるブドウ球菌のごく限られた種だけで、とくにS. hominisが鍵。菌は専用の輸送体SH1446で臭いの素を取り込み、これを壊す
ワキのにおいの“主犯”は、どの菌?
何がわかったのか
ワキの臭いの主成分は硫黄を含む物質3M3SH。汗の中の無臭の素からこれを作れるのは、ワキにいるブドウ球菌のごく限られた種だけで、とくにS. hominisが鍵。菌は専用の輸送体SH1446で臭いの素を取り込み、これを壊すと臭い物質は約50%減少。研究チームはこの輸送体の立体構造をX線で2.5Åまで解明し、臭いを抑える阻害剤の標的になりうると示した。
- 菌が汗の素を分解して臭い物質を作る
- 取り込む専用の「門」(輸送体SH1446)がある
- その門を壊すと臭い物質は約半分に
- 同じ汗でも菌の構成で臭いが変わるかも
ただし、冷静に受け止めたい
試験管や培養菌を使った基礎研究が中心。仕組みのヒントは得られたが、これを使った新しいデオドラントが完成したわけではない。
- 試験管や培養菌を使った基礎研究です
- 新しいデオドラントが完成したわけではありません
- ヒトでの効果はこれからの検証です
汗じゃなくて菌が主犯。狙い撃ちの制汗剤が、いつかできるかも
*出典:Minhas et al, Elife 2018(DOI: 10.7554/eLife.34995) 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*
SOURCE / 出典・論文情報
Minhas et al, Elife 2018 / DOI: 10.7554/eLife.34995