多くの動物が持つ「ペニスの骨」、ヒトだけ進化でゼロ本になった?
ベイズ系統解析で哺乳類の陰茎骨(バキュラム)の進化を復元。哺乳類の共通祖先には陰茎骨が無く、霊長類と食肉類の祖先では存在した。精巣重量と骨の長さに関係はなく、交尾時間が長いほど、また多夫多妻・季節繁殖の種ほど陰茎骨が長か
ヒトだけ進化の途中で“ある骨”を失っていた
何がわかったのか
ベイズ系統解析で哺乳類の陰茎骨(バキュラム)の進化を復元。哺乳類の共通祖先には陰茎骨が無く、霊長類と食肉類の祖先では存在した。精巣重量と骨の長さに関係はなく、交尾時間が長いほど、また多夫多妻・季節繁殖の種ほど陰茎骨が長かった。交尾が短いヒトは骨を失っている。
- ⏱ 1回の交尾が長い種ほど骨が長い傾向
- 霊長類と食肉類の祖先には骨があった
- 多夫多妻・季節繁殖の種で長くなりやすい
- 交尾が短いヒトでは骨が消えたのかも
ただし、冷静に受け止めたい
化石ではなく現生種から進化を推定する系統解析で、交尾時間と骨の長さの関係は相関。ヒトが骨を失った直接の理由までは断定できない。
- 化石ではなく現生種から推定した系統解析です
- 交尾時間と骨の長さの関係は相関です
- ヒトが失った直接の理由までは断定できません
あって当たり前の骨が、ヒトでは消えている。進化の不思議ですね
*出典:Brindle et al, Proc Biol Sci 2016(DOI: 10.1098/rspb.2016.1736) 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*
SOURCE / 出典・論文情報
Brindle et al, Proc Biol Sci 2016 / DOI: 10.1098/rspb.2016.1736