2026年6月19日 (金)
医学トリビア研究所Medical Trivia Lab
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性と健康

性の頻度が高い男性は、長生き?

中年男性918人を10年追跡。オーガズム頻度が高い男性は低い男性より総死亡リスクが約50%低かった。中年男性のみの観察研究で因果ではない。

性の頻度が高い男性は、長生き?

“活発さ”と寿命の関係

性生活の活発さは、健康や寿命と関係するのか。中年男性を10年追いかけたイギリスの研究が、この問いに踏み込みました。

何がわかったのか

南ウェールズ・カーフィリーの45〜59歳の中年男性918人を、10年間追跡しました。

  • オーガズム頻度が高い男性は、低い男性より総死亡リスクが約50%低い(低頻度群の年齢調整オッズ比2.0)
  • 頻度が高いほどリスクが下がる用量反応もみられた

性的に活発な男性ほど、追跡期間中の死亡が少なかった、という結果です。

なぜ関係するの?(仮説)

性生活は軽い運動であり、血のめぐりやホルモン、ストレス、パートナーとの関係の良さなど、いくつもの健康要素と結びついています。これらがまとめて効いている可能性があります。

ただし、冷静に受け止めたい

対象は中年男性のみで、自己申告にもとづく観察研究です。もともと健康な人ほど性生活が活発という逆向きの関係(逆の因果)が大きく残り、「性生活が寿命を延ばす」と断定はできません。とはいえ、活発な性生活が「健康な状態のサイン」であることは確かなようです。


*出典:Davey Smith, Frankel & Yarnell, "Sex and death: are they related?" BMJ, 1997. 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*

SOURCE / 出典・論文情報
Davey Smith et al, BMJ 1997 / DOI: 10.1136/bmj.315.7123.1641
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