便移植のあと肥満になった女性—肥満ぎみのドナーから「太りやすさ」をもらった?
再発性C.difficile腸炎を便移植で治した32歳女性が、肥満ぎみの娘をドナーにしたところ、16カ月で約34ポンド(約15kg)増加し、BMIは26から33の肥満になった。36カ月後にはBMI34.5まで上昇。動物実
便を移植された女性が、ドナーの『太りやすさ』も一緒にもらった!?
何がわかったのか
再発性C.difficile腸炎を便移植で治した32歳女性が、肥満ぎみの娘をドナーにしたところ、16カ月で約34ポンド(約15kg)増加し、BMIは26から33の肥満になった。36カ月後にはBMI34.5まで上昇。動物実験では肥満の腸内細菌が移植で伝わると示されており、便移植が一因の可能性が指摘された。
- 腸内細菌が体質ごと移った可能性
- 腸炎が治って食欲が戻った
- 同時期の別の治療の影響
- 動物では肥満の腸内細菌が移ると報告
ただし、冷静に受け止めたい
これはたった1人の症例報告。腸炎の治癒で食欲が戻ったことや同時期の他治療など別の要因もあり、便移植が原因とは断定できない。
- たった1人の症例報告です
- 便移植が原因とは断定できません
- 他の要因も十分に考えられます
今ではこの施設も、便移植には太っていないドナーを選ぶ方針にしたそうです
*出典:Alang et al, Open Forum Infect Dis 2015(DOI: 10.1093/ofid/ofv004) 本記事は研究の紹介であり、医療アドバイスではありません。*
SOURCE / 出典・論文情報
Alang et al, Open Forum Infect Dis 2015 / DOI: 10.1093/ofid/ofv004